特別養護老人ホーム八宮荘では、平成26年度から職員の腰痛予防対策として、持ち上げない介護を行っていこうと活動しております。そのために移乗検討委員会を設置し、ベッド等の器具関係の見直しを進めて参りました。その時点では、まだ電動式のベッドではなく、主導のギャジアップ式のベッドが多数あり、それを入れ替えていくことが必要であると考え、以降毎年10台から20台のベッドの交換を行ってきました。

30年度もベッド10台を購入、ほぼすべてが電動ベッドに変更となりました。また今年度については、利用者の転落防止のために、超低床ベッドを導入、うち2台は離床CATCHという装置(起き上がり、端座位、離床を検知し、ナースコールに連動する見守り系介護ロボットの一種)配置しました。また持ち上げずに、滑らせて介護をするための、ローラースライド等の器具の充実やそれに連動した車いすの設置等をおこなってきました。

それによって委員会を設置した当時は常識ではなかった持ち上げない介護が当然となってきております。まだすべてが持ち上げない介護とはなりませんが、今後一層職員の腰痛予防等のため活動していく予定です。